異文化対応力育成研究専門部会

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<主な活動内容>

1.発足の経緯

グローバル人材の育成には、英語力やコミュニケーション能力に加え、異文化対応力が不可欠であるとの考えから、小野博先生の呼びかけにより、異文化対応力の評価方法及び育成方法の研究をする専門部会、「異文化対応力育成研究専門部会」が学会内に設けられた。

2.本専門部会の事業内容

 1)「異文化対応力測定質問紙」の開発(2018年度版・2019年度版)

 2)「異文化対応力測定質問紙」を用いた調査・分析・協力校へのフィードバック

 3)研究会等の開催

 4)学会誌への投稿や出版

3.「異文化対応力測定質問紙」

異文化対応力を「単にその国の文化規範や価値観に触れ、自文化との差異を知識として蓄積するだけではなく、その中で生じるさまざまな問題に遭遇し、葛藤を体験し、そしてそれを解決し、多様性の中で自文化や自分自身を相対的に認識できること。異文化に対する感受性と対応力を持っていること」(古村、2018)と定義し、Byram (1997, 2008)の異文化対応力の5要素(「態度」「知識」「解釈と関連付けのスキル」「発見と相互交流のスキル」「批判的な文化意識/政治教育」)を基盤に質問用紙を開発した。簡潔でイメージしやすい表現を用いて具体的な場面での被験者の行動を問う質問が多く、例えば「発見と相互交流のスキル」要素に関係して、「(Q29)外国人とのディスカッションで、文化の違いを配慮して、参加者全員が納得できるような結論を導くことができましたか」のように質問される(質問は全44項目(2019年度版))。質問紙の回答に基づく調査結果は、グループ全体及び参加個人のデータとして分析される。

 

<部会員>

 部会長:古村由美子(長崎大学)

 副部会長:佐々木有紀(福岡大学)

 部会企画委員:

小野博(昭和大学・中村学園大学・西九州大学)

工藤俊郎(大阪体育大学)

青柳達也(佐賀女子短期大学)

新田よしみ(福岡大学)

 

<活動記録>

2020年6月現在 

 工藤俊郎委員を中心に「異文化対応力測定質問紙」(2019年度版)の回答を集計・分析中

 

2018年10月 於第6回全国大会(名城大学ナゴヤドーム前キャンパス)

 シンポジウム

「異文化対応力の測定と海外研修プログラムの評価・参加学生の変化」

コーディネーター:小野博(昭和大学・西九州大学他)

  パネリスト:古村由美子(長崎大学) 「異文化対応力向上を目的とした教育方法の提案」

         青柳達也(佐賀大学) 「日本人学生の特徴を考慮した異文化対応力 測定法」

         工藤俊郎(大阪体育大学) 「異文化対応力測定尺度作成の試み」

                          佐々木有紀(福岡大学) 「異文化対応力の変化から見た海外研修プログラムの評価と学生の変化」

 

2018年9月 於第5回九州支部大会(長崎大学経済学部片渕キャンパス)

シンポジウム

「異文化対応力の測定と海外研修プログラムでの利用」

コーディネーター:小野博(昭和大学・中村学園大学・西九州大学)

  パネリスト:青柳達也(佐賀大学) 「異文化対応力とは」

        工藤俊郎(大阪体育大学) 「異文化対応力測定尺度作成の試み」

                        佐々木有紀(福岡大学) 「福岡大学の海外研修プログラムと異文化対応力」

         

2018年3月 「異文化対応力測定質問紙」(2018年度版)を用いてPostテストを実施

協力校4校、回答78名

 

2018年2月17日 研究会(於第4回関西支部大会(関西大学千里山キャンパス)

シンポジウム

「国際教育プログラムと成果測定・評価を考える」

コーディネーター:小野博(グローバル人材育成教育学会会長)

パネリスト:古村由美子(長崎大学)、青柳達也(佐賀大学)、横川綾子(明治大学)、池田佳子(関西大学)

各シンポジストからどのような資質の変化を測定したいのか意見をいただき、古村部会長が作成した質問項目について参加者により議論を行い、学生が回答しやすい文書へと改訂

 

2018年1月13日 研究会(福岡市)

Byram (1997, 2008)によるIntercultural Communicative Competenceのモデルに基づく質問項目の作成を開始

 

2017年7月16日 研究会(第4回九州支部大会(西九州大学)前日)

小野博先生より本専門部会発足の経緯・趣旨の説明

発表者:工藤俊郎(大阪体育大学)「異文化対応力評価尺度作成に向けて」

青柳達也(佐賀大学)「17種類の内外の異文化対応力測定法の調査・分析」

 

2017年6月17日 異文化対応力専門部会発足

 JAGCE臨時理事会に於いて了承(於第4回関東支部大会(中央大学後楽園キャンパス))

 

2017年6月5日 準備会(福岡大学)

 8名の会員が出席

 

<調査結果>

1. 「異文化対応力測定質問紙」(2018年度版)による調査

 

2. 「異文化対応力測定質問紙」(2019年度版)による調査

 

<研究論文等>

工藤俊郎、青柳達也 (2019).異文化対応力測定尺度作成の試み、グローバル人材育成教育研究 7 (1)、30-35.

古村由美子 (2018).異文化対応力育成研究専門部会の発足から現在までの活動について、グローバル人材育成教育の挑戦、374-385、IBCパブリッシング

小野博、古村由美子 (2017).グローバル人材育成教育学会異文化対応力育成研究専門部会の発足、グローバル人材育成教育研究 5 (1)、50-51.

 

2020年6月更新

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